治療台で寝る息子。 | 歯医者さんが答えるQ＆A | デンタルン

sakurako さん こんにちは！松本歯科医院の野平です。

息子さん、逞しいですね！
治療台で寝てしまう方はいます。当院でもいらっしゃいます。
正直、治療する側からすれば大変です(笑)
が、口のなかを触られるという状況下で眠れるというのは、信頼しきっていなければ出来ませんよね。

息子さんで経験されている通り、子供さんは最初はなかなか治療出来ません。しかし、眠れるほどの信頼関係を気付けているのは幸せなことです。お子さんで眠ってしまうのは多くないと思います。

今回はお子さんのことということで、少し厳しい意見も書きますね。もう指導を受けて改善されているかもしれませんが、少々お付き合いください。
小さな子供さんは、自分だけでは歯ブラシがしっかりできません。必ず親御さんの仕上げ磨きが必要です。
そしてもうひとつ重要なのは、食事も自分では選べないということです。
病気は、自然になるものではありません。必ず原因があります。特に虫歯の原因は、食生活と歯磨き不足が大部分です。歯の表面は、食事の度に溶けて2～3時間かけてもとに戻ります。この、元に戻る時間が足りないまま食べたり飲んだりすると、虫歯ができやすい環境になります。そこに甘いものが加われば完璧です。お口のなかは、虫歯生産工場として稼働します。
大人なら食べ物、飲み物に気を配り、自己管理することで予防できます。しかし、子供さんにそれを求めるのは酷というものです。
子供の健康を守るのは、子供の責任ではありません。親の責任なのです。
そのための知識や技術を、我々は持っています。食育を勉強して、栄養指導を含めた完全な予防を目指す素晴らしい先生も増えてきています。ぜひ、かかりつけの先生にアドバイスを受けて、家庭から予防に取り組んでください。

決してsakurakoさんを非難しているわけではありませんので、誤解なきようお願いいたします。
子供を持つすべての親御さんの目に留まり、現状に心当たりのある親御さんが改善しよう！と思ってくだされば、本当に嬉しく思います。

• ＊回答に関しては専門的な知識、技術の向上や、機器の向上などにより歯科医毎に意見が違う場合がございます。
• ＊回答情報はあくまで参考とし直接、歯医者様等にご連絡を取り受診を行ってくださいませ。