ホワイトニングについて。 | 歯医者さんが答えるQ＆A | デンタルン

ご相談ありがとうございます。

白くきれいになれます。

あまり幼い子供のうちはできればしないほうがよく、成長が終わってからのほうが安全です。
若すぎると、歯の中の神経への影響が出易いからですし、また歯肉が後で変化し易いからです。


一つの方法は、ホワイトニングです。

普通の人よりも回数や手間がとても多くかかりますが、かなり白くなります。
それでも薬による変色の程度によって、白くなる度合いが低かったり、マダラ模様が残ることもあります。


二つ目は人工的なセラミックを使う方法です。
それにも種類があり、害の少ないほうから順番に上げます。

ノンプレップ・ベニアといって、つけ爪みたいに歯の表面に、ごく薄いセラミックを接着します。
歯を全く削らずに、型を取り接着するだけです。
多少の歯並びも修正できます。

次は、ラミネート・ベニアといって、歯の表面をごく薄く削ってつけ爪のように貼付けます。
削る量はエナメル質の半分くらいという薄さで、かなり高度な治療です。

次はセラミック・クラウンといって、キャップのような被せ物です。
これはエナメル質はほとんど全部削り落とし、まるでリンゴの芯が残ったようにしてから被せます。

最後の二つは、ぜひ避けたい方法です。

神経を取って差し歯にする方法。
歯を抜いてブリッジやインプラントや入れ歯にする方法です。


本来生まれたままの自然な歯で一生過ごすべきですが、あまりに色が変色している場合は、心理的な影響が大きいために白くする治療を検討する意味が大きいと思います。

健康のためであれば加工しないほうが正統ですが、歯だけではなく心身の健康も目標とする医療であれば、お気持ちまで考えることが重要です。

今、成長段階であれば、いずれきれいにできることを何回も話して、今はあまり気にしないように心のケアをすることが肝心です。

• ＊回答に関しては専門的な知識、技術の向上や、機器の向上などにより歯科医毎に意見が違う場合がございます。
• ＊回答情報はあくまで参考とし直接、歯医者様等にご連絡を取り受診を行ってくださいませ。